オイラが生まれたのは1960年のことだ
バイクに荷台がついたようなオート三輪車というのが走り回っていたいた時代だ
舗装されは道も少なく 雨で泥るんだ穴にタイヤがハマってよく車体が横倒しになった
子供ながらに親たちに混じって車体を起こすのを手伝ったものだ
ボディーは小さくて軽く 大人二人もいれば十分だった
冬などはよくバッテリが上り エンジンを掛けるために下り坂まで押して行き下る勢いでエンジン
を掛けたものだ
車の構造もエンジンの構造も素人でも簡単に直せるほどシンプルなものだった
そこから時代は一気に加速してゆく
家の中は家電製品で溢れ誰でも車を持つようになり ロケットを月に連れて行ったよりも優れた
パソコンを誰でも持歩くようになっていた